
言葉を磨く
皆さんは自分の考えや感じたことを、適切に言葉にすることができますか?
心の機微、複雑な感情になればなるほどストレートには表現できません。
「何と言えばいいのか」慎重に言葉を選び、ちりばめながら頭をフル回転させます。
しかし、いくら回転させても言葉としてはでてきません。
思いはあるのになぜでしょうか。
仕事には複数の人間が介在します。
自分の思いを伝えられなければ何も始まりません。
そして仕事のステージが上がると、微妙な認識のずれ、配慮に欠けた不用意な一
言が命取りになります。
人は苦労した挙句、失敗したり、思い通りの結果が出せず挫折したことで、内なる叫びに命が宿ります。
自分と真剣に向き合えば、体の奥底から言霊があふれ出します。
その言霊は、あふれ出すけど言葉にならないのです。
それを暗黙知と言います。
経験や勘に基づく知識のことで、言葉などで表現が難しいものと定義されます。
それとは反対に、主に文章化、図表化、数式化などによって説明、表現できる知識のことを形式知と言います。
語彙が不足している人は、暗黙知を形式知に変換できません。
経験すること、学ぶことで、語彙を蓄え、暗黙知を形式知として表現することが必要です。
つまり言葉を磨く努力をするしかないのです。
難しいと言い訳をした瞬間、未来永劫限られた範囲の世界でしか、意思疎通が図れなくなります。
また、概念化し、それを組織の知とする能力がなければ組織化など図れるはずがありません。
まずは言葉にしたい・・そう強く思うこと。
そして本質を見極め、追究しようとする深遠なる洞察力を磨くこと。
それと同時に、言語化しようと切磋琢磨し練磨すること。
その弛まぬ努力を続けることでしか、語彙を豊富にすることはできないでしょう。
心を磨き、言葉を磨いてゆきたいものです。
平成21年10月1日













