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2010年04月

2010.04.01

青い鳥

 15年4月8日に開業し、お陰様で7年目を迎えようとしております。7年目にしてようやく辿り着いた、一筋の光を告白します。

 

 事務所の経営は、少しずつですが、何とか増収増益を維持することが出来ています。仕事にもやりがいを感じ、お客様にも大変恵まれています。

 しかし唯一、思い通りに進んでいないのが、私の精神修行です。それはまるで亀の歩みの如く、一進一退。苦労したことがない私は、どんなに努力しても、自分の思い通りに成長しないスタッフに寛容になることができません。

 

 経営者はこうあるべき・・・あるべき姿はカラーの映像として見えるくらいしっかり頭では理解しています。通り一遍のコンサルタントが書いた自己啓発本に書いてある内容は、私の良心に響きません。

 

 しかし、そんなにありふれた、誰もが悩む問題を、7年たった今でも、私は本質的に克服できずにいました。

 

事務所の永続的発展に照らし、経営課題を徹底的に突き詰めれば、 私の人間性 が決定的な根深い問題であることは間違いありません。

 

 従業員の成長の遅さを怒ることは、単なる愚痴であり、天に唾を吐きかけているのと同じです。

 

   盛和塾ハワイの開塾式で教えていただいた言葉を毎日、繰り返し、繰り返し、念仏のように唱えています。

 組織において、リーダーには絶大なる力が与えられます。勘違いしてはならないのは、その力は、リーダーが自分勝手にふるまえる力を与えているのではなく、従業員を守り、幸せにするために与えられているのである。どんな立場になろうと傲慢にならず人格を高め続けなければならない。

 

 ずっとずっと唱えていたら、私の中の 青い鳥が囁きだしました。

 「与えよ…さらば与えられん。」

青い鳥を探し続けていたけれど、青い鳥は私の中にいたのです。

 

 開業7年目にして見えた 一筋の光 …やっと出会えた青い鳥と真摯に対話し、良心をキラキラ輝かせること。青い鳥を育むことこそ、事務所の命運を分ける、布石になることは言うまでもありません。

 

  人生には二つの苦労がある。

  一つは、人生を切り開く苦労であり、

一つは、人を育てる難しさである。

 前者は自分にうち勝つことであり、

後者は自分を捨てることである。

 捨てるということは感謝の心を持つということ。

 (石川洋先生)

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