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2011.03.01

傲慢こそ最大の敵

どうして人は傲慢になってしまうのでしょうか

したり顔で人にアドバイスをし、又は、得意気に人を諭す・・・自分でも知らないうちに、自分の考えを押し付け、人を傷つけていることがあるのではないでしょうか。悲しいことに、どんなに正しい内容であれ、欠点を指摘されて喜ぶ人はいません。それどころか、指摘された人は、指摘した人を恨んだり、中には心に深い傷を負う人もいます。

 

正しいことを指摘するには、その何百倍もの、相手に対する深い愛情がなくては、その思いは決して通じません


自分の考えこそ、絶対正義だと信じて疑わなくなった瞬間、天の声は聴こえなくなり、神様から見放され、やがて器は進化を止めてしまうでしょう。 正に動機善なりや、私心なかりしか・・自分の利己心からの指摘は自己満足であり、行き過ぎた大善は、天に唾気をかけることと同様かもしれません。

 

 

「自分は謙虚だから大丈夫!」と優位性をもった人ほど要注意です。お客様に対する態度と、業者様に対する態度が


少し異なる人が多いことも大変残念なことです。これもまた「自分は親切だから大丈夫!」と思った人ほど要注意・・・ 自分の事は驚くほど見えていないものです。

 

自社の繁栄を強く願うこと、至極当たり前のことです。しかし、その為には、 社員は当然のこと、お客様同様に、取引業者様、社会の繁栄を等しく願わなければ、大成できるはずがありません。

 

私は仕事柄、お客様だけでなく、たくさんの経営者の方と本質的に対話する機会が多くあります。大変ありがたいことに、その方の品性の変化を如実に感じさせていただきます。 常に感謝の花が咲き乱れている人。 守成期に入り、創業期の精神と苦労を忘れてしまう人。厳しい経営状況という金科玉条をふりかざし、自分の都合だけを押し付けようと躍起になる人。すべて学びの源泉となります。

 

自分が傲慢であることを、一番知らない人は自分自身です。傲慢こそ最大の敵・・・常に自戒し、真心をもって生きてゆくことを肝に銘じます。       

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